Sugar Space ~5次元から来た君に恋をした~

星空の夜

うちゅうが人間界に降り立って10日ほど過ぎた。

佐藤が作業をしていると、うちゅうはソファに座って本を読んだり、彼のことをじっと見つめたりしていた。

作業がひと段落し、時計を見ると夜の10時を回っていた。

本を読んでいるうちゅうが、時々、窓の外を気にしていることに気づいた。

「…うちゅう、外に出てみる?」

佐藤が声をかけると、うちゅうはパッと本から顔を上げ、星空のような瞳を瞬かせた。

「外…今から?いいの?」

「ああ、いいよ。近くの公園ならこの時間、ほとんど人はいないと思う。」

うちゅうは一瞬迷ったような顔をしたが、
すぐに頬を赤らめ頷いた。

「佐藤さんといっしょなら、行きたい。」


ふたりは、薄手のコートを羽織って外に出た。
< 12 / 16 >

この作品をシェア

pagetop