Sugar Space ~5次元から来た君に恋をした~

「わたしも…佐藤さんを、ちゃんと支えたい。
5次元ではできなかった『いっしょにいる』ってこと、これからいっぱい、佐藤さんと学んでいきたい。」

ふたりはそのまま、長い時間、ただ抱き合っていた。

やがて、佐藤がそっと身体を離し、うちゅうの顔を両手で優しく包んだ。

潤んだ瞳が、星屑の光に照らされ、輝いている。

「……うちゅう…」

佐藤は震える息を抑え、ゆっくりと顔を近づけた。

うちゅうの心臓が激しく鳴った。

そしてふたりの唇が、そっと重なった。

柔らかくて、温かくて、少し震えているキス。

最初は触れるだけの、幼さの残るぎこちないキスだったが、
二度、三度と角度を変えながら、優しく、丁寧に唇を重ね合う。

うちゅうは恥ずかしさと喜びで、身体を小さく震わせた。

(…佐藤さんの唇、柔らかい…
温かくて、ドキドキが伝わってくる…
わたし、5次元から来た意味を、いま、初めて
実感した気がする…)

< 38 / 86 >

この作品をシェア

pagetop