Sugar Space ~5次元から来た君に恋をした~
短編【星屑の香り】
佐藤がデスクに向かい作業していると、バスルームの方から「佐藤さん…」という控えめな声が聞こえた。
振り返ると、うちゅうが立っていた。
彼の大きな白いTシャツを着て、濡れた髪からは水に濡れてきらきら光る星屑が、ぽたぽたと落ちている。
シャンプーの甘い香りと、彼女特有の星の匂いが混ざりあって、部屋中にふんわりと広がっていた。
「ただいま…お風呂、入ってきたよ。」
「おかえり。髪、びしょびしょじゃないか。」
佐藤は笑みを浮かべながらドライヤーを手に取り、うちゅうをソファに座らせ、自分は後ろに回った。
「今日は俺が、ちゃんと乾かしてあげるから。」
うちゅうは少し照れながらも、大人しくしていた。
「うん、ありがとう。」