真昼の星空
まだ広哉は興奮していた。

圭祐が仕切りはじめる。

「まず、旬と雅人さん、ここは?」

旬が説明する。

「うちのBARにイタリアからワインいれてもらってる。」

テーブルのワインを見る。

「それでこの前4人で飲んで友達になったからみんなに紹介したくて今日呼んだ。」

圭祐が頷く。

「で?広哉と雅人さんは?」

広哉が答える。

「大学の同期。」

雅人を見る。

「この2人誰にも連絡もなしに急にいなくなって、みんな心配してたんだよ。」

雅人が静かに言う。

「ようちゃんと、別れるのが精一杯で」

少し目を伏せる。

「誰にも連絡出来ないまま海外行ったから。」

広哉が聞く。

「別れたの?陽は?」

陽が答える。

「私もまさくんと別れるときに携帯変えちゃったから」

指先をいじる。

「誰とも連絡取れなくなったの」

広哉が笑う。

「ようちゃん、まさくん…懐かしいなー」

二人を見る。

「お前たちなんも変わってないね」

旬と希は並んで

ポカンとしている。

圭祐が言う。

「で、凌は?」

広哉がニヤッとする。

「お前は陽のことが好きだったんだよな」

凌が苦笑する。

「まあね。」

肩をすくめる。

「憧れの先輩的な?」

陽を見る。

「雅人さんいたから全然相手にされなかったけど」

陽が慌てる。

「違う違う。」

思い出す。

「学祭とかなんかの係、一緒にやったよね」

広哉が笑う。

「ミスコンだよ。」

凌を見る。

「凌ずっと陽先輩いちばん綺麗なのになんで出ないんだって騒いでた」

凌が言う。

「あの時、運営にやたら美人がいるけど出演者じゃないのかって話題になったんだよ」

陽が即答する。

「なってないよ」

本気の顔。

雅人が聞く。

「佐伯さんて、広哉の弟ってことですか?」

旬が答える。

「そうです」

雅人が少し驚く。

「いやー、全然気が付かなかった。」

「そういえば広哉、佐伯だったね…私も全く気が付かなかった」
笑う。

「広哉がどっかのボンボンなのは知ってたけど俺ら受験組はあんまりくわしく知らないから」

希が手を叩く。

「まあ、あとは食べながら話そっか。」

料理の匂いが広がる。

陽が頷く。

「そうですね。」

「続きやりましょう」
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