ハートのラテアートは勘違いじゃないらしい。
前編
会社から徒歩数分の場所にある、
静かなコーヒーショップ。
扉の横には「ピエトラ・ビアンカ」と小さく書かれている。
ランチの後、ここでコーヒーを買って職場に戻るのが、私の日課だ。
最近、仕事が立て込んで、昼休みすら慌ただしい。
そんな中で、この店に寄ることが私の楽しみになっている。
その理由は――
「いらっしゃいませ」
カウンターの向こうで、彼が小さく微笑む。
(いた!)
少し恥ずかしそうな笑顔。
淡い色の髪がやわらかく揺れて、どこか儚げで、甘い雰囲気をまとっている。
白いシャツにカフェエプロン。
シンプルな格好なのに、妙に目を引く。
暑い季節になってから、ランチ帯によく見る彼。
(高校生、ではなさそう……)
気になってしまう自分に戸惑う。
年下らしき男の子に興味を持つなんて、
今までの私にはなかったことだ。
静かなコーヒーショップ。
扉の横には「ピエトラ・ビアンカ」と小さく書かれている。
ランチの後、ここでコーヒーを買って職場に戻るのが、私の日課だ。
最近、仕事が立て込んで、昼休みすら慌ただしい。
そんな中で、この店に寄ることが私の楽しみになっている。
その理由は――
「いらっしゃいませ」
カウンターの向こうで、彼が小さく微笑む。
(いた!)
少し恥ずかしそうな笑顔。
淡い色の髪がやわらかく揺れて、どこか儚げで、甘い雰囲気をまとっている。
白いシャツにカフェエプロン。
シンプルな格好なのに、妙に目を引く。
暑い季節になってから、ランチ帯によく見る彼。
(高校生、ではなさそう……)
気になってしまう自分に戸惑う。
年下らしき男の子に興味を持つなんて、
今までの私にはなかったことだ。