天才と天才

3,私の家族

放課後。終礼が終わり多くの人が部活に向かう。
んーやっと終わったー。席に着いたまま背伸びをする。

「凛どんだけ寝てるのよ」

帰る準備が終わった結愛がこっちに来ながら苦笑いをしている。

「いや〜私の1日はこれからだからね」
「まあね、今日あれに出るんでしょ?」
「うぅ…言わないでー」
「まあ今日は私も参加するから」

結愛のその言葉に目に光がなかった私の目が一気に明るくなる。

「ほんと?!」

私は驚きのあまり席から立ち上がる。

「凛のドレス姿楽しみにしとくね」
「着たくない…ってこんなことしてる暇無い!!」
「今日は夜練できないから早く帰らないと!じゃ、またね結愛」
「また夜ね〜」

やばい急がなきゃ…殺されるッ


「遅れてすみません!!」
「遅い!今日は練習時間が少ないのだから早く来いと言っただろ!!」
「すみませんーーー!!!」

この人は九条監督。私の師匠であり監督であり恩師だ。

そして私の父は、獅童匠真の友人である。
獅童匠真とはあの有名な元ボクシング選手。
その娘それが私、獅童凛だ。

うちの家族は私を含めて5人家族。
父、母、姉、兄、私の家族。そして有名な家族。

だってうちの家族は...。







"'全員すごい選手だからだ"






父は有名な元ボクシングの選手。
母はあの小林実里バレーボールの元日本代表選手。姉の獅童 翔愛、今バスケの日本代表。

兄の獅童 蒼空今高校男子の部全国1位の空手の選手。色んな競技で様々な賞をとるいわゆるスポーツ1家だ。


「じゃあ殴り込みからな」
「はい!」
そう言って始まった練習。練習場に私がクッションのようなものを殴っている音が響く。

「音すご、なにあいつ」
「知らねぇのかよ、ここじゃ有名だぜ?」
「誰?」
「獅童凛だよ」
「獅童ってあの有名なスポーツ1家!?」
「あぁ獅童匠真選手と小林実里選手の娘」


また言われてる…獅童匠真と小林実里の娘って…
周りのヤツのことは無視すればいいもののやっぱり耳に入ってしまう。

「気にするな、それより今日は何時からだ?」
「5時半頃ですね」
「大丈夫か?もう5時半だぞ?」
「え、あ。もう行かないとです!!」

「気をつけて帰れよ」
「はい!」

急がなきゃ怒られる!!

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