パーフェクト・ネイル ~憧れの上司に狙われている、かもしれません~
出会いのチャンスが白紙になったと嘆く女子三人を、主任である遠坂が『俺が奢ってやるから我慢しろ』と宥めた。そこに全力で乗っかり、合コンには一切関係ない男子の和泉も交えて、五人で打ち上げをすることになったのだ。
その酒の席で、和泉が突然『実は俺、声フェチなんだよね』と聞いてもいない性癖を暴露し始めた。酔っていたのだろう。
話を聞いた女子三人から『何それ?』『言わなくていい』『知りたくなかった』と総攻撃された和泉を、遠坂が庇った。『まぁまぁ、男なんだから、性癖の一つや二つあって当然だろ』と。
和泉のときとは打って変わって、白川が『え、主任にもフェチとかあるんですか?』と目を輝かせた。その質問は笑顔で流されてしまったが、このやりとり以降、椛はずっと気になっていたのだ。
密かに憧れている上司、遠坂琉生のフェチなるものを。彼の秘密の性癖とやらを。
しかし椛をちらりと見下ろした遠坂には、一切の隙がない。
「内緒」
小さな笑みを浮かべた遠坂が、椛の質問をさらりとかわそうとする。
その酒の席で、和泉が突然『実は俺、声フェチなんだよね』と聞いてもいない性癖を暴露し始めた。酔っていたのだろう。
話を聞いた女子三人から『何それ?』『言わなくていい』『知りたくなかった』と総攻撃された和泉を、遠坂が庇った。『まぁまぁ、男なんだから、性癖の一つや二つあって当然だろ』と。
和泉のときとは打って変わって、白川が『え、主任にもフェチとかあるんですか?』と目を輝かせた。その質問は笑顔で流されてしまったが、このやりとり以降、椛はずっと気になっていたのだ。
密かに憧れている上司、遠坂琉生のフェチなるものを。彼の秘密の性癖とやらを。
しかし椛をちらりと見下ろした遠坂には、一切の隙がない。
「内緒」
小さな笑みを浮かべた遠坂が、椛の質問をさらりとかわそうとする。