尊い推し兄弟に愛されてます!?
「それは村瀬の保護者の方にも確認しないと……」

先生がそう言うと、編集長さんは「もちろん」と頷いた。


「保護者の方の許可が下りれば、いいですかね?どうですか?」

「えっと……」

突然の事に頭がついて行けない。

すると横で玲央くんが言った。

「いいんじゃねぇの?」

「ええ!?」

「俺と一緒なら平気だろ」


玲央くんと一緒に……。

想像してみようとしたけど、想像できない!

推しの世界に私も入るの!?


「ふっ……また妄想してんの?」


玲央くんが手の甲で口を押え、静かに笑ってる。


「えー、玲央ってそんな風に笑うこともあるんだ!」


編集長さんが驚いた顔で見る。


「今の表情、雑誌に載せたい!やっぱり村瀬さんも一緒に撮りましょう!」

「ええ!?」

「先生、すぐに親御さんに連絡してみてください!」


目を輝かせた編集長さんが、先生にお願いしている。

私の返事も待たぬまま、先生は生徒会室を出て行った。

玲央くんは隣で笑ったまま。


「いいじゃん、記念になるだろ?」

「そ、それはそうだけどっ……」


モデルなんてやったこともないのに!

そしてうちの母も二つ返事でオッケーを出したそうで。

私と同じくミーハーな母は相当喜んだだろうな……。

って、私の気持ち考えてなーい!

その後も打ち合わせは続いたけれど、私はどこか落ち着かず……。

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