アオハル×フラグ=恋。
颯斗は愛華達に向かって歩いてくる。

愛華「なに?」

愛華は少し警戒したような声を出す。

悪い意味で、他校の生徒に話しかけられるのは日常茶飯事だ。

特に愛華はそういう経験が多い。警戒した目を向ける。

好桜「でっかいですね」

好桜は目をキラキラさせながら言う。

「いや、失礼か!」

菜々子は思わずツッコんだ。

颯斗「あ!」

颯斗の目が見開く。

颯斗「見つけた。」

「あっ……」

ツッコんだせいで一瞬で見つかった。

颯斗と目が合う。

里穂「えっ、知り合い?」

愛華「まじか。」

「いやー、まぁ……」

菜々子は気まずそうに頭を掻く。

すると。

颯斗は菜々子の前まで来ると。

勢いよく頭を下げた。

颯斗「菜々子ちゃん!この前は本当にごめんなさい!」

「えっ!?」

周囲の視線が集まる。

颯斗の大きな身体が九十度近くまで折れ曲がっていた。

「いやいやいや!頭上げて!」

菜々子は慌てて肩を掴む。

颯斗を無理やり起こす。

好桜「何かあったんですか?」

愛華「なーなーこー?」

愛華は目を細める。

里穂「なにかされたの?」

三人が一歩近付く。

圧がすごい。

「いっ、いや、なんでもないから!」

菜々子は慌てて両手を振る。

「小鳥遊くんもこっち来て!」

そう言うと。

菜々子は颯斗の手首を掴む。

そして。

そのまま人気のない校舎裏へ向かって走り出した。

颯斗「えっ、ちょっ!」

愛華「逃がすなー!」

好桜「追いますか!?」

里穂「やめなって!?」

後ろから騒がしい声が聞こえる。

けれど。

今の菜々子にはそれどころじゃなかった。
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