アオハル×フラグ=恋。
愛華・蒼・好桜・里穂

「「「「痴漢!!!!?」」」」


「しぃーーーっ!!!」


喫茶店中に響きそうな声量に、菜々子は慌てて人差し指を口の前に立てる。


周りの客がチラチラこちらを見ていた。


「で、この小鳥遊颯斗くんが助けてくれたわけです。」


愛華・蒼・好桜・里穂

「「「「おぉ~~~!!!」」」」


「だから、しぃーーっ!!!」


体育館裏のあと。

二人で行動するわけにもいかず。

結局みんなで喫茶店に移動していた。


好桜「うちの菜々子を助けていただいてありがとうございます!」


「いや、親か?」


愛華「ほんとありがとう。」


愛華は軽く頭を下げる。


愛華「菜々子の奢りなんでパフェ食べてください。」


「わ・た・し・が!奢られる側!!」


里穂「はい蒼、あーん」


蒼「あっ、うまっ!」


蒼「ここのパフェ美味いな!」


「ちょっとは興味持て!!AI画像生成カップル!!」


颯斗「あははは……」


個性が違いすぎる四人に。

さすがの颯斗も少し戸惑っていた。


愛華「ってかさ。」


愛華はスプーンを置く。


愛華「私ら普通にタメ口で話してるけど。」


愛華「颯斗くんどこの高校?」


愛華「あと学年。」


颯斗「あっ、俺?」


颯斗はパフェを口に運びながら答える。


颯斗「成城高校の三年生。」


一瞬。


全員が固まった。


愛華「やべっ。」


好桜「歳上なんですか!?」


里穂「先輩……」


蒼「成城?」


蒼は目を丸くする。


蒼「めっちゃ頭良いとこじゃん。」


「颯斗くん歳上!?」


菜々子も今さら驚く。


颯斗「そうだけど?」


颯斗は笑う。


颯斗「受験モード全開だから大変だよ。」




愛華「タメ口のお詫びに私が奢ります。」


好桜「でっかっ、とか言ってすいませんでした。」


好桜は財布から千円札を取り出す。


好桜「これでなんとか……」


そう言って二本指で颯斗の前まで滑らせた。


颯斗「いや、いらないから!」


颯斗は慌てて押し返す。


颯斗「愛華ちゃんもタメ口とか全然気にしてないから!」


「助けてくれた上に。」


菜々子は頭を下げる。


「先輩に無礼な態度とってすいませんでした。」


颯斗「いやいや!」


颯斗は即座に否定する。


颯斗「ほんとに気にしてないから!」


そして。


颯斗は少しだけ笑った。


颯斗「菜々子ちゃんもタメ口でお願いね。」


里穂「っていうか。」


里穂は興味津々な顔になる。


里穂「成城って偏差値めちゃくちゃ高くないですか?」


成城高校。


偏差値65を超える名門校。


この辺りでは知らない人がいないレベルの進学校だった。
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