余所者-よそもの-
2階と言えば聞こえはいいけど、ここは屋根裏部屋。
かけられた階段を上がってそのまま空間が広がる仕様なので、フロアでガンガンに流れる音楽は何の隔たりもなくこちらまで届く。
無理だ。
こんな爆音の中で寝れるわけない。
仕方がない……
そうなるとやることは一つ。
汚部屋のお片付け。
潤の言ってた通り。
また元家主の習性の通り。
散らかっているものの大半が洋服だった。
自分に着れるものと着れないものをなんとなく分別をしていく。
中にはキャップや新品の靴まで転がっていて、これだけあれば外出には困らない。
私は手当たり次第に山を潰しては、山を作った。
捨てないことには片付きはしないが、あとは捨てるだけ。
案外すぐに住める状態にできそうだ、と思った頃だった。
フロアの音楽がプツリと途切れた。
転がっていた時計を確認すると、朝の3時を回っていた。