恋愛経験ゼロの年下くんが、私の一番になりました
「……はぁ……、つい年上ぶって帰らせちゃったけど……やっぱり淋しいな……」
ベッドに倒れ込んだ亜佑美は朝陽を帰らせてしまったことを少しだけ後悔していた。
勿論、朝陽の弟のことも心配な気持ちはあるけれど、本音を言えば傍に居て欲しかったのだ。
スマートフォンを手にベッドで横になっていると、帰ったはずの朝陽から電話が掛かってきた。
「もしもし、朝陽くん?」
『あ、亜佑美さん、早いですね』
「ちょうどスマホ見てたから」
『そうでしたか』
「それで、どうかしたの?」
『あ、その、洋服なんですけど……』
「服?」
『亜佑美さんが用意してくれた服を着てきてしまって、着ていた服、置いていってしまったことに気付いて……』
「あ、そういえば!」
言われて気づいたが、朝陽は亜佑美が用意した部屋着を着て帰ってしまっただけでは無く、着てきた服を脱衣場に置いたままにしてしまったのだ。
『すみません』
「良いって、そんなの気にしないで」
『それじゃあ、また』
「朝陽くん」
『はい?』
「……声聞けて、嬉しかった」
『……っ! 俺もです。それじゃあ、また』
「うん、またね」
電話を終えた亜佑美は切れてしまった画面を見つめながら、
「……好き……別れたばっかりなのに、会いたくて仕方ないよ……」
本音をポツリと呟いていた。
一方の亜佑美との電話を終えた朝陽は、
「……亜佑美さん、本当に可愛いなぁ……はぁ……帰りたく無かったな……」
こちらも本音が漏れ出ていた。
そんな時、朝陽のスマートフォンに着信が入ると、
「もしもし」
ワイヤレスイヤホンで繋いでいることからすぐに電話に出る。
『兄ちゃん、何で電話出ねぇんだよ?』
「こっちにも都合があるんだよ。今帰ってるから待ってて」
『マジで? やっぱり兄ちゃんは優しいな。サンキュー』
それだけ言って電話は切れてしまう。
「……はぁ、俺ってやっぱり甘いんだよな……これからはもう少し厳しめにいかないと……亜佑美さんと居る時にこんなのが続いたらたまったもんじゃないし」
歳が離れていることもあって弟にはどこか甘いと自覚している朝陽は今後について考えながら帰路に着いたのだった。
ベッドに倒れ込んだ亜佑美は朝陽を帰らせてしまったことを少しだけ後悔していた。
勿論、朝陽の弟のことも心配な気持ちはあるけれど、本音を言えば傍に居て欲しかったのだ。
スマートフォンを手にベッドで横になっていると、帰ったはずの朝陽から電話が掛かってきた。
「もしもし、朝陽くん?」
『あ、亜佑美さん、早いですね』
「ちょうどスマホ見てたから」
『そうでしたか』
「それで、どうかしたの?」
『あ、その、洋服なんですけど……』
「服?」
『亜佑美さんが用意してくれた服を着てきてしまって、着ていた服、置いていってしまったことに気付いて……』
「あ、そういえば!」
言われて気づいたが、朝陽は亜佑美が用意した部屋着を着て帰ってしまっただけでは無く、着てきた服を脱衣場に置いたままにしてしまったのだ。
『すみません』
「良いって、そんなの気にしないで」
『それじゃあ、また』
「朝陽くん」
『はい?』
「……声聞けて、嬉しかった」
『……っ! 俺もです。それじゃあ、また』
「うん、またね」
電話を終えた亜佑美は切れてしまった画面を見つめながら、
「……好き……別れたばっかりなのに、会いたくて仕方ないよ……」
本音をポツリと呟いていた。
一方の亜佑美との電話を終えた朝陽は、
「……亜佑美さん、本当に可愛いなぁ……はぁ……帰りたく無かったな……」
こちらも本音が漏れ出ていた。
そんな時、朝陽のスマートフォンに着信が入ると、
「もしもし」
ワイヤレスイヤホンで繋いでいることからすぐに電話に出る。
『兄ちゃん、何で電話出ねぇんだよ?』
「こっちにも都合があるんだよ。今帰ってるから待ってて」
『マジで? やっぱり兄ちゃんは優しいな。サンキュー』
それだけ言って電話は切れてしまう。
「……はぁ、俺ってやっぱり甘いんだよな……これからはもう少し厳しめにいかないと……亜佑美さんと居る時にこんなのが続いたらたまったもんじゃないし」
歳が離れていることもあって弟にはどこか甘いと自覚している朝陽は今後について考えながら帰路に着いたのだった。