恋愛経験ゼロの年下くんが、私の一番になりました
暫く抱き合っていると、再び朝陽のスマートフォンが震え出した。
「……ったく、掛け直すって言ったのに……」
ウンザリ気味の朝陽がポツリと言葉を漏らすと、
「そんなこと言わないであげて。弟くんだって一人で心細いんじゃないかな? ね?」
「……そんなことは無いと思いますけど……本当にすみません」
申し訳なさそうに項垂れる朝陽に亜佑美は、
「朝陽くん」
そう名前を呼ぶと、朝陽の頬に手を添えてチュッと自ら唇を重ね合わせた。
「……あ、亜佑美、さん?」
「朝陽くんは悪くないんだから、もう謝らない! ね?」
「……はい」
突然キスをされて戸惑いつつも、亜佑美の気遣いが嬉しかった朝陽は素直に頷いて笑顔を見せた。
「これ以上待たせるとうるさいので、帰ります」
「うん、気をつけてね」
「ありがとうございます」
玄関まで見送った亜佑美に朝陽は、
「ここで大丈夫ですから」
と外へ出て見送ろうとする亜佑美を制止する。
「ううん、エレベーターの前まで見送らせて? 少しでも一緒がいいから……」
一方の亜佑美は外まで見送りたいと靴を履こうとするけれど、
「駄目です! そんな格好で外に出たら危険ですから! 俺が出たらすぐに戸締りしてください! いいですね?」
「……分かった」
部屋着というラフで薄着をしている亜佑美を外へ出したくない朝陽が強く止めたことで、亜佑美は外へ出ることを諦めた。
「それじゃあ、また」
靴を履いて玄関のドアを開けようとした、その時、
「――ッん、」
朝陽はくるりと振り返ると名残惜しそうな顔をしていた亜佑美の頬に手を添えてそっと口付けた。
「また連絡します。おやすみなさい、亜佑美さん」
「……うん、待ってるね」
触れるだけの軽いキスを交わした二人は笑顔で別れ、ドアが閉まると亜佑美は朝陽に言われた通りすぐに鍵を掛けてリビングへと戻っていった。
「……ったく、掛け直すって言ったのに……」
ウンザリ気味の朝陽がポツリと言葉を漏らすと、
「そんなこと言わないであげて。弟くんだって一人で心細いんじゃないかな? ね?」
「……そんなことは無いと思いますけど……本当にすみません」
申し訳なさそうに項垂れる朝陽に亜佑美は、
「朝陽くん」
そう名前を呼ぶと、朝陽の頬に手を添えてチュッと自ら唇を重ね合わせた。
「……あ、亜佑美、さん?」
「朝陽くんは悪くないんだから、もう謝らない! ね?」
「……はい」
突然キスをされて戸惑いつつも、亜佑美の気遣いが嬉しかった朝陽は素直に頷いて笑顔を見せた。
「これ以上待たせるとうるさいので、帰ります」
「うん、気をつけてね」
「ありがとうございます」
玄関まで見送った亜佑美に朝陽は、
「ここで大丈夫ですから」
と外へ出て見送ろうとする亜佑美を制止する。
「ううん、エレベーターの前まで見送らせて? 少しでも一緒がいいから……」
一方の亜佑美は外まで見送りたいと靴を履こうとするけれど、
「駄目です! そんな格好で外に出たら危険ですから! 俺が出たらすぐに戸締りしてください! いいですね?」
「……分かった」
部屋着というラフで薄着をしている亜佑美を外へ出したくない朝陽が強く止めたことで、亜佑美は外へ出ることを諦めた。
「それじゃあ、また」
靴を履いて玄関のドアを開けようとした、その時、
「――ッん、」
朝陽はくるりと振り返ると名残惜しそうな顔をしていた亜佑美の頬に手を添えてそっと口付けた。
「また連絡します。おやすみなさい、亜佑美さん」
「……うん、待ってるね」
触れるだけの軽いキスを交わした二人は笑顔で別れ、ドアが閉まると亜佑美は朝陽に言われた通りすぐに鍵を掛けてリビングへと戻っていった。