45歳派遣OL、年下上司に囲われて溺愛されました
自分の不注意で、こんな状況を作ってしまった。冷や汗が背筋を伝う。

その時、オフィスの空気が一瞬にして凍りついたかのように静まった。

「誰か井川さんを手伝ってやってくれ」

羽間部長が、部屋全体に響く声で命じた。

私は驚いて顔を上げる。

部長は私のデスクまで歩いてきていた。

「でも、これは完全に私のミスなので……! 一人でやります。間に合わせますから!」

私は慌てて立ち上がった。

誰かに迷惑をかけたくない。

自分の仕事は、自分の手で終わらせるのが派遣としての矜持だと信じていたからだ。

それに、彼に「仕事ができない人間」だと思われたくないという、密かなプライドもあったのかもしれない。

「それは明日までの書類だ。君一人では時間内にできないだろう」

部長は私の言葉を即座に否定した。
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