無能令嬢、愛され姫と化す。
「圦薇の実力があれば、受験など必要ないという判断よ。この前の試験も難しかったのに満点だったじゃない」
「はあ......」
「安心しろ、学園長も認めてくれたから」
蓬萊家と言えば魔術系としても財閥としても世界一で有名である。
恐れたとしか言いようがない。
「圦薇。あなたが普通の生活が送りたいと言うから中学までは普通の学校への通学を許したでしょう?」
「はい」
圦薇は蓬萊家に生まれたが故、幼稚園の頃に環境の違いに慣れず、周りと馴染めなかったのだ。
そして普通の生活を送ってみたいと言い出し、親が折れ、中学までは通学を許されていた。
ただし、圦薇は今年で15歳になったため、世に名前を知られることとなるのだ。
初等部から桜花学園に通う妹の双子、音寧と音羽も、同時に名前を世に知らせる。
弐日後の卒業式が終了すれば、翌日に会見を控えている。
圦薇は絶望の底に突き落とされた気分だ。
もうちょっと早く言ってほしかったな、と圦薇は思う。
友人達に別れを告げるのがまさか卒業式になるとは思わなかったし、申し訳ない。
「はあ......」
「安心しろ、学園長も認めてくれたから」
蓬萊家と言えば魔術系としても財閥としても世界一で有名である。
恐れたとしか言いようがない。
「圦薇。あなたが普通の生活が送りたいと言うから中学までは普通の学校への通学を許したでしょう?」
「はい」
圦薇は蓬萊家に生まれたが故、幼稚園の頃に環境の違いに慣れず、周りと馴染めなかったのだ。
そして普通の生活を送ってみたいと言い出し、親が折れ、中学までは通学を許されていた。
ただし、圦薇は今年で15歳になったため、世に名前を知られることとなるのだ。
初等部から桜花学園に通う妹の双子、音寧と音羽も、同時に名前を世に知らせる。
弐日後の卒業式が終了すれば、翌日に会見を控えている。
圦薇は絶望の底に突き落とされた気分だ。
もうちょっと早く言ってほしかったな、と圦薇は思う。
友人達に別れを告げるのがまさか卒業式になるとは思わなかったし、申し訳ない。