一流御曹司は若い婚約者よりも45歳の私を溺愛する
私は背を向け、向日葵を邪魔しないような草花をいくつか手早く選び出した。
ブルースターの淡い青と、カスミソウの白。
それらを丁寧に束ね、鏡のようなカウンターの上でバランスを見る。
手は勝手に動いていく。
ラッピングペーパーを広げ、花束を包み込む。
神経を研ぎ澄まし、紙の端を折る。
ほんの少しのズレが、せっかく綺麗に並べた花たちの調和を壊してしまうからだ。
長年続けてきた仕事だが、これほどまでに手が震えたのは初めてかもしれない。
茎の長さを調整し、最後の一手を打つ。
「……持ちやすいように、少し切り揃えておきますね」
ハサミで茎の先を鮮やかに切る。
パチン、という音が妙に大きく聞こえた。
ブーケの重心を確かめ、最後のリボンを結ぶ。
ブルースターの淡い青と、カスミソウの白。
それらを丁寧に束ね、鏡のようなカウンターの上でバランスを見る。
手は勝手に動いていく。
ラッピングペーパーを広げ、花束を包み込む。
神経を研ぎ澄まし、紙の端を折る。
ほんの少しのズレが、せっかく綺麗に並べた花たちの調和を壊してしまうからだ。
長年続けてきた仕事だが、これほどまでに手が震えたのは初めてかもしれない。
茎の長さを調整し、最後の一手を打つ。
「……持ちやすいように、少し切り揃えておきますね」
ハサミで茎の先を鮮やかに切る。
パチン、という音が妙に大きく聞こえた。
ブーケの重心を確かめ、最後のリボンを結ぶ。