ソング・ツインズ
そのあたりの記憶は曖昧だけれど、この施設でお姉さんお兄さんたちによくお世話してもらったことは覚えている。
小さな子たちの朝の準備を手伝って、自分の準備も整えたあとわたしはようやく施設を出発する。
外はとてもいい天気で、昨日と同じように歌声がよく通りそうな空色をしている。
今日はちゃんとしなきゃ。
文化祭まであと13日だ。
わたしは気合を入れて学校へ向かったのだった。

歌声

今日は放課後まで飯畑佳苗に会うことなく過ごすことができた。
1度でも会ってしまえば気になって歌う所ではなくなってしまうと思ったから、昼休み中の歌も我慢した。
「うん。今日のサナはとってもいい感じだね」
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