ソング・ツインズ
これで練習の時はしのげたとしても、明日にはどうなっているかわからない。
ずっと嫌な予感がしている。
「サナの歌声めっちゃいいね。少しかすれて、ハスキーな感じで」
一通り歌い終えたあと、ギターのセナが言った。
「そう? ありがとう」
「確かに良かったけど、その声大丈夫?」
心配してくれているのはキーボードのミッチだ。
「少し練習頑張り過ぎたのかも」
練習開始前よりも傷むようになった喉だけれど、わたしはそう言って嘘をついた。
ここまで頑張ってきたんだ。
本番は絶対に成功させたい。
その気持ちだけが、膨らんでいた。
だけど、気持ちだけで乗り越えられないものもある。
ずっと嫌な予感がしている。
「サナの歌声めっちゃいいね。少しかすれて、ハスキーな感じで」
一通り歌い終えたあと、ギターのセナが言った。
「そう? ありがとう」
「確かに良かったけど、その声大丈夫?」
心配してくれているのはキーボードのミッチだ。
「少し練習頑張り過ぎたのかも」
練習開始前よりも傷むようになった喉だけれど、わたしはそう言って嘘をついた。
ここまで頑張ってきたんだ。
本番は絶対に成功させたい。
その気持ちだけが、膨らんでいた。
だけど、気持ちだけで乗り越えられないものもある。