ソング・ツインズ
わたしは慌てて手の甲で涙を拭って「なに?」と、ぶっきらぼうに返す。
その声を聞いた佳苗が驚いたように目を大きく見開いた。
「もしかして声が出ないの?」
「風邪ひいたみたい。今から保健室に行くから」
そう言って佳苗を振り払うように歩き出したけれど、佳苗はすぐについてきた。
「当日は大丈夫そうなの?」
「わかんないよそんなの」
正直、この風邪は長引きそうな感じがする。
だからこそミッチに言われた通り今は保健室で大人しくしておくのが一番なんだ。
「そんな、あんなに練習してたのに……」
佳苗が泣きそうな声で言うのでギョッとして立ち止まってしまった。
佳苗は本当に目に涙を浮かべている。
その声を聞いた佳苗が驚いたように目を大きく見開いた。
「もしかして声が出ないの?」
「風邪ひいたみたい。今から保健室に行くから」
そう言って佳苗を振り払うように歩き出したけれど、佳苗はすぐについてきた。
「当日は大丈夫そうなの?」
「わかんないよそんなの」
正直、この風邪は長引きそうな感じがする。
だからこそミッチに言われた通り今は保健室で大人しくしておくのが一番なんだ。
「そんな、あんなに練習してたのに……」
佳苗が泣きそうな声で言うのでギョッとして立ち止まってしまった。
佳苗は本当に目に涙を浮かべている。