ソング・ツインズ
ドラムのオオセが冗談まじりの表情でわたしと佳苗を交互に見つめる。
「私も参加していいの?」
佳苗がきょろきょろとメンバーの顔を見ながら言う。
「いいもなにも、大盛況だったじゃん」
そう言ったのはキーボードのミッチだ。
「次もどっかで演奏するにしてもさ、もう双子姉妹がセットじゃなきゃダメでしょ」
ギターのセナもすっかりその気になっている。
わたしと佳苗は目を見かわせた。
それだけで相手の考えていることが手に取るようにわかる。
「「仕方ないなぁ、やってやるか!」」
わたしたちの声が綺麗に重なり、笑い声と共に青空高く登って行ったのだった。



END




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