桜花転生奇譚
2、光の導き
原作ブレイカー1
私が試験に合格して、1週間。私は、朝から猛さんに呼び出されて、猛さんのいる執務室に来ていた。
祓魔師として本格的に活動するのは、隊服が届いてからで、今日は稽古もない何も無い休みだ。
薄いピンクに白いバラの柄が描かれた着物に身を包んで、玲さんからもらった耳飾りを付けて。今日は、珍しく髪を結ばずに降ろしている。
朝ご飯を食べてから、読書をするぞ!と意気込みながら朝ご飯を食べていたら、秀斗さんに「父さんが呼んでいる」と言われたんだ。
「急に呼び出して、すまない。ようやく、優月の隊服が届いてな」
猛さんは机の上にあった、風呂敷に包まれたものを私に渡す。
私が両手でそれを受け取ると、今度は猛さんの近くに立てかけてあった、金具が黄色の黒い柄に黒い鞘の刀を手に取った。
「それから、これも。優月の刀だ」
猛さんは、その刀を私に差し出す。風呂敷包みを片手に持ち直し、私は右手で刀を受け取った。木刀とはまた違う重みが、手に伝わる。
「ありがとう、ございます」
「優月、合格おめでとう。これからは、優月は祓魔師隊の一員だ。しっかりと稽古を怠らず、日々精進するように」
猛さんの言葉に、私は「はい!」と返事をした。