桜花転生奇譚
『さすがは、九条家の血を引くもの。お主こそ、仕えるのに相応しい。おっと……今喋っているのは、我だ。お主らが、怪異だと思っている巨大なカラスだ』
その言葉に、私の口から「えっ!?」と驚きの声が出た。
「……えっと……ぼくの目の前にいるカラスが喋ってるってこと……?」
『左様。なに、お主らには害を与えん。そこの者もこちらに参られよ』
怪異?が私の方を見る。大きな不安を抱えながらも、私はひかりちゃんに近づいた。
ひかりちゃんは、抜き身の刀を納刀する。
『自己紹介が遅れたな。我が名は、雅(みやび)。この国が誕生したと同時に桜ノ命の妹として生まれ、九条家に仕えながらこの世界を見守ってきた』
……桜様の、妹……!?
「……そうだ、思い出した……」
怪異?の言葉に、ひかりちゃんは呟いた。
『我は、お主らの秘密を知っておる。話しても良いぞ』
「雅は、怪異じゃなくて神様。九条家に仕えていた雅は、ある日主を失って……それがきっかけで、怪異となってしまうんだ」
『その通りだ。九条家の血を引くお主のおかげで、我は怪異から神に戻ることが出来た。もう一度言うぞ。我は、九条家に仕える者。九条家の血を引くお主に、仕えさせていただく』
その言葉に、私の口から「えっ!?」と驚きの声が出た。
「……えっと……ぼくの目の前にいるカラスが喋ってるってこと……?」
『左様。なに、お主らには害を与えん。そこの者もこちらに参られよ』
怪異?が私の方を見る。大きな不安を抱えながらも、私はひかりちゃんに近づいた。
ひかりちゃんは、抜き身の刀を納刀する。
『自己紹介が遅れたな。我が名は、雅(みやび)。この国が誕生したと同時に桜ノ命の妹として生まれ、九条家に仕えながらこの世界を見守ってきた』
……桜様の、妹……!?
「……そうだ、思い出した……」
怪異?の言葉に、ひかりちゃんは呟いた。
『我は、お主らの秘密を知っておる。話しても良いぞ』
「雅は、怪異じゃなくて神様。九条家に仕えていた雅は、ある日主を失って……それがきっかけで、怪異となってしまうんだ」
『その通りだ。九条家の血を引くお主のおかげで、我は怪異から神に戻ることが出来た。もう一度言うぞ。我は、九条家に仕える者。九条家の血を引くお主に、仕えさせていただく』