桜花転生奇譚
「よし、ゆっきー。僕らも探しに行こう」
「あっ、優月さんだけ残ってもらってもいい?」
私たちが動こうとしていた時、萌歌さんが声をかけてくる。えっ、何だろう……。
「……分かりました」
私が頷くと、私と萌歌さんを除いた皆は研究所を出ていった。萌歌さんと、2人きりになる。
「……私、何となくひかりの居場所……分かる気がする」
萌歌さんが、真剣な顔で私を見つめた。
「――九条家跡地」
萌歌さんの口から出た言葉に、私は思わず「え?」と聞き返してしまう。
「……詳しいことは、ひかりから聞いて欲しいんだけど……多分、ひかりが飛ばされたのは九条家跡地だと思う。場所は、私の式神が案内してくれる」
萌歌さんは懐から式神護符を取り出すと、式神護符に魔力を込めて「おいで」と語りかけた。
ポンと音を立てて現れたのは、白い毛の狼。萌歌さんが狼に指示を出すと、狼は動き出す。萌歌さんとともに研究所の外に出ると、萌歌さんは狼に乗るように私に向かって言った。
さっきまで小さかった狼は大きくなって、馬くらいのサイズになる。
私は、恐る恐る狼に跨った。萌歌さんに言われて、何故か狼に付いている首輪を私は掴む。
「優月さん、ひかりを頼んだよ」
「あっ、優月さんだけ残ってもらってもいい?」
私たちが動こうとしていた時、萌歌さんが声をかけてくる。えっ、何だろう……。
「……分かりました」
私が頷くと、私と萌歌さんを除いた皆は研究所を出ていった。萌歌さんと、2人きりになる。
「……私、何となくひかりの居場所……分かる気がする」
萌歌さんが、真剣な顔で私を見つめた。
「――九条家跡地」
萌歌さんの口から出た言葉に、私は思わず「え?」と聞き返してしまう。
「……詳しいことは、ひかりから聞いて欲しいんだけど……多分、ひかりが飛ばされたのは九条家跡地だと思う。場所は、私の式神が案内してくれる」
萌歌さんは懐から式神護符を取り出すと、式神護符に魔力を込めて「おいで」と語りかけた。
ポンと音を立てて現れたのは、白い毛の狼。萌歌さんが狼に指示を出すと、狼は動き出す。萌歌さんとともに研究所の外に出ると、萌歌さんは狼に乗るように私に向かって言った。
さっきまで小さかった狼は大きくなって、馬くらいのサイズになる。
私は、恐る恐る狼に跨った。萌歌さんに言われて、何故か狼に付いている首輪を私は掴む。
「優月さん、ひかりを頼んだよ」