桜花転生奇譚
剣持家と隊長って、確かちょっと揉めたんだっけ。自宅から祓魔師として働かせたい剣持家と、祓魔師はここで住むことになっている……という決まりを守りたい隊長と。
そこで、僕が「玲が決めたらいい。本音を両親にぶつけろ」って言ったんだ。
それから、僕と玲は祓魔師となって、玲はいっちゃんとひーちゃんを連れて家を出て、ここに移り住んだんだっけ。その後、いっちゃんとひーちゃんも祓魔師となって……懐かしいな。
なんて、昔のことを思い出していた時だった。茶の間の扉が開いて、ひーちゃんが入ってくる。
「……あ、蒼さん。起きてたんだ。体調は、どう?夕ご飯、雑炊か蕎麦にしようか?」
「……もう楽になったから、普通で大丈夫」
「……とはいっても、朝は食べてないし、昼は主食も副食も5割程度だからな……夕ご飯も、食べやすいものにするか」
そう呟いて、ひーちゃんは台所へと向かった。どうやら、今日のみどりの手伝い番はひーちゃんらしい。正確に言えば、ひーちゃんが変わってくれたらしい。
当番制で、僕らはみどりの家事の手伝いをすることになっている。本来なら、今日は僕が当番だったはずだ。
台所へと消えていくひーちゃんの後ろ姿を、僕は無意識に最後まで見つめていた。ドキドキと鼓動が早くなっているのが、自分でも分かる。
「……玲、どうしよう。僕、やっぱり諦められないよ。この恋をさ」
そこで、僕が「玲が決めたらいい。本音を両親にぶつけろ」って言ったんだ。
それから、僕と玲は祓魔師となって、玲はいっちゃんとひーちゃんを連れて家を出て、ここに移り住んだんだっけ。その後、いっちゃんとひーちゃんも祓魔師となって……懐かしいな。
なんて、昔のことを思い出していた時だった。茶の間の扉が開いて、ひーちゃんが入ってくる。
「……あ、蒼さん。起きてたんだ。体調は、どう?夕ご飯、雑炊か蕎麦にしようか?」
「……もう楽になったから、普通で大丈夫」
「……とはいっても、朝は食べてないし、昼は主食も副食も5割程度だからな……夕ご飯も、食べやすいものにするか」
そう呟いて、ひーちゃんは台所へと向かった。どうやら、今日のみどりの手伝い番はひーちゃんらしい。正確に言えば、ひーちゃんが変わってくれたらしい。
当番制で、僕らはみどりの家事の手伝いをすることになっている。本来なら、今日は僕が当番だったはずだ。
台所へと消えていくひーちゃんの後ろ姿を、僕は無意識に最後まで見つめていた。ドキドキと鼓動が早くなっているのが、自分でも分かる。
「……玲、どうしよう。僕、やっぱり諦められないよ。この恋をさ」