桜花転生奇譚
「……いいですよ。蒼さんから相談されたら、相談に乗ります」
「ありがとう。蒼には、俺からそう言っておく」
玲さんと話をしていると、犬と触れ合える茶屋(これがここの店の名前で、略して犬茶屋と呼ばれているらしい)に着いた。引き戸を開けて、玲さんは中に入る。
店の中、木で出来た広い囲いの中には、数匹の犬がいた。どの子も小さくて、つぶらな瞳をしていて、とても可愛い。
その後、店の中を見渡してみる。
のんびりと椅子に座って和菓子を食べながら犬を眺めているだけの人、犬と触れ合う専用のスペースで犬を抱っこしたり撫でている人など様々だ。
……多分、ひかりちゃんと一緒に来たら、ひかりちゃんは犬を眺めているだけになりそうだな。
ひかりちゃんは、高校生になるまで犬を触れたことがなかったという。しかも、私の家で飼っていたキューちゃんを初めて撫でた時、犬に触ったのが初めてだと言っていた。
……そういや、ひかりちゃん……ちょっと戸惑ってたな……キューちゃんと初めて会った時。
ひかりちゃんは、少しだけ犬が苦手だそうだ。
ひかりちゃんの近所が昔犬を放し飼いにしていて、ひかりちゃんが小さい頃、その近所を通る度に近くまで寄ってきては吠えられまくって、しかも小学校の通学路だったらしいから通るしかなくて、そこを通るのが怖かったって言っていたな。
「ありがとう。蒼には、俺からそう言っておく」
玲さんと話をしていると、犬と触れ合える茶屋(これがここの店の名前で、略して犬茶屋と呼ばれているらしい)に着いた。引き戸を開けて、玲さんは中に入る。
店の中、木で出来た広い囲いの中には、数匹の犬がいた。どの子も小さくて、つぶらな瞳をしていて、とても可愛い。
その後、店の中を見渡してみる。
のんびりと椅子に座って和菓子を食べながら犬を眺めているだけの人、犬と触れ合う専用のスペースで犬を抱っこしたり撫でている人など様々だ。
……多分、ひかりちゃんと一緒に来たら、ひかりちゃんは犬を眺めているだけになりそうだな。
ひかりちゃんは、高校生になるまで犬を触れたことがなかったという。しかも、私の家で飼っていたキューちゃんを初めて撫でた時、犬に触ったのが初めてだと言っていた。
……そういや、ひかりちゃん……ちょっと戸惑ってたな……キューちゃんと初めて会った時。
ひかりちゃんは、少しだけ犬が苦手だそうだ。
ひかりちゃんの近所が昔犬を放し飼いにしていて、ひかりちゃんが小さい頃、その近所を通る度に近くまで寄ってきては吠えられまくって、しかも小学校の通学路だったらしいから通るしかなくて、そこを通るのが怖かったって言っていたな。