桜花転生奇譚
しかも、周りで犬を飼っている人はほとんどいなかったから触る機会もなくてって言っていたっけ。
……なんて、転生前のことを思い出してしまう。
「……犬じゃなくて、猫だったら……ひかりは絶対に行くって言うだろうな」
ボソリと呟くように、玲さんは言った。
ひかりちゃんは、その代わりとでも言うように、猫が好きだ。ひかりちゃんが生まれる前から、ひかりちゃんの家は猫を飼っていて、たまに、飼い猫の写真を見せてくれた。
「ひかりちゃん、猫好きですもんね」
「そうだな。蒼も猫が好きだから、もし猫と触れ合える茶屋が出来たら2人で行ってそうだな」
蒼さんも猫が好きなのか。初めて知った。
私は少し犬を眺めた後、店員さんに頼んで犬を抱っこさせてもらう。黒と茶色の毛並みの子犬にした。
玲さんと並んで、犬と触れ合う専用のスペースにある長椅子に腰掛けて、私の腕の中にいる子犬を優しく撫でる。
「……かわいい……」
犬は撫でられて嬉しいのか、目を細めた。うん、可愛い。
大好きな犬と触れ合えて、好きな人が隣にいて。……幸せ、だな。
玲さんにもっと愛されたい、なんて欲が出てくるけど、今はこのままでいいかな。
ひとしきり犬を撫でた後、私は犬を眺めながら玲さんと一緒に和菓子を食べる。
……なんて、転生前のことを思い出してしまう。
「……犬じゃなくて、猫だったら……ひかりは絶対に行くって言うだろうな」
ボソリと呟くように、玲さんは言った。
ひかりちゃんは、その代わりとでも言うように、猫が好きだ。ひかりちゃんが生まれる前から、ひかりちゃんの家は猫を飼っていて、たまに、飼い猫の写真を見せてくれた。
「ひかりちゃん、猫好きですもんね」
「そうだな。蒼も猫が好きだから、もし猫と触れ合える茶屋が出来たら2人で行ってそうだな」
蒼さんも猫が好きなのか。初めて知った。
私は少し犬を眺めた後、店員さんに頼んで犬を抱っこさせてもらう。黒と茶色の毛並みの子犬にした。
玲さんと並んで、犬と触れ合う専用のスペースにある長椅子に腰掛けて、私の腕の中にいる子犬を優しく撫でる。
「……かわいい……」
犬は撫でられて嬉しいのか、目を細めた。うん、可愛い。
大好きな犬と触れ合えて、好きな人が隣にいて。……幸せ、だな。
玲さんにもっと愛されたい、なんて欲が出てくるけど、今はこのままでいいかな。
ひとしきり犬を撫でた後、私は犬を眺めながら玲さんと一緒に和菓子を食べる。