腹黒策士な弁護士が甘い王子様の仮面を被ってモブの私を誘惑してきます
大好きな人との初めての旅行というだけで幸せなのに、それに加え推し作家の作品の聖地巡礼もでき、美味しいものをたくさん食べて。
極めつきはこの絶景である。
かつてこんなにも贅沢な時間を過ごしたことがあっただろうか。
「ありがとうございます。最高のサプライズでした」
夕日が水平線の彼方へと消えていった直後、隣に座る紫苑さんにお礼を言った。
空がオレンジ色からじんわりと闇色に染まり始める。
グラスに入ったシャンパンを飲み干し、立ち上がろうとしたその瞬間。
なぜか手を取られ、再びベンチへと座らされた。
「紫苑さん、どうかしたんですか? そろそろ夕飯の時間だから戻らないと……」
私の言葉に、紫苑さんはふんわりと微笑むだけ。
首を傾げていたら、紫苑さんに「俺がいいって言うまで目を瞑っててくれ」とお願いされ、ゆっくりと目を閉じた。
紫苑さんが立ち上がる気配がする。
いったいなにをしようとしているのだろう。
好奇心から瞼を開けてしまいたく衝動を必死に抑えながら、紫苑さんからの合図を待ち続けた。
極めつきはこの絶景である。
かつてこんなにも贅沢な時間を過ごしたことがあっただろうか。
「ありがとうございます。最高のサプライズでした」
夕日が水平線の彼方へと消えていった直後、隣に座る紫苑さんにお礼を言った。
空がオレンジ色からじんわりと闇色に染まり始める。
グラスに入ったシャンパンを飲み干し、立ち上がろうとしたその瞬間。
なぜか手を取られ、再びベンチへと座らされた。
「紫苑さん、どうかしたんですか? そろそろ夕飯の時間だから戻らないと……」
私の言葉に、紫苑さんはふんわりと微笑むだけ。
首を傾げていたら、紫苑さんに「俺がいいって言うまで目を瞑っててくれ」とお願いされ、ゆっくりと目を閉じた。
紫苑さんが立ち上がる気配がする。
いったいなにをしようとしているのだろう。
好奇心から瞼を開けてしまいたく衝動を必死に抑えながら、紫苑さんからの合図を待ち続けた。