別れてくれない?浮気性彼氏くん。
「乃慧?何してんだよ」


伊桜里が、こちらを振り返ってしまったのだ。


愛歩ちゃんが驚いたような顔で、私を見る。


「あ!乃慧先輩だ!美人で有名の!」


び、美人?人違いじゃ…?


そんなことはどうでも良くて。


「ね、ねぇ、愛歩ちゃん、伊桜里と付き合ってるの?」


「え!名前知ってくれてる!?キュンッ!」


この子癖強いな……


「というか、付き合ってるの?」


「え…?なんでですか?」


「いいから、気になるだけだよ」


伊桜里が青ざめ、オロオロしている。


黒・確定ってところかな。


「ま、愛歩…っ!」


「はい!自慢の彼氏ですっ!って、どうしたんですか?伊桜里先輩」


「いや、何も。帰ろっか、愛歩」


< 7 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop