お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「それで、それまで付き合いがあったインテリアブランドメーカーの名が、〝MINARI(みなり)〟。 データーにもらったインテリアのほうが、機能性はもちろんデザインや素材も秀逸していた。俺が、〝固執しない〟と言っていたのは、そのMINARIに限らず、他の選択肢も含めて検討したいっていう意味で、今後の取引のことを言ったんだ」


 自然とあの時に聞いてしまったはる君の声が頭を過る。


『――あれ見たよ。最高だったな。レースも上品だし、色も形もよし。やっぱり、女性は大きくて見栄えもいい方が惹かれるだろう……? あれを見て、再確認した。もう〝みのり〟に固執するのはやめようと思ったよ』


 思えば、〝みのり〟のイントネーションが少し違っていたような気がする。
 レースや色や形とかも、下着や胸のことではなくて、大きくて見栄えがいいと言うのもソファのことだったの……?

 はる君の言葉により、すべてわだかまりが溶け、私のなかで長年絶望に陥れていたこの言葉が、みるみるうちに形を変えていく。

 そう気づくと同時に、足元から羞恥が駆け上がってきて、瞬く間に顔中に熱が集まった。

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