お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 はる君と別れたと打ち明けたあとも、本当は聞きたいことだってあったはずだ。どうして、あれほどお互いを大切にしていたのに離れることになったのか。それでも優梨ちゃんは、一度も無理に踏み込んでこなかった。

 さすがにこんなふうに、はる君の名前を口にして相談したのは初めてだが、優梨ちゃんは困った顔ひとつせず、耳を傾けてくれている。
 まるで、私がまだ彼を忘れられていないことなんて、とっくに気づいていたみたいに。私が話せる日を待つみたいに、変わらずそばにいてくれたのだ。

 その優しさに、どれだけ救われてきただろう。


「そりゃあ、私もずっと、顔を会わせずにいられるとは思わなかったけど――」

「私たちの両親たちの仲を思えば、もっと早くてもおかしくなかったわ。みのりちゃんが大道寺とのイベントに携わるのは避けられないと思っていたしね。悠が近々帰国するようことも、父さんに言われて前々から決まっていたことだし」


 冷静に状況を口にする優梨ちゃんを見ながら、自然と肩が落ちてしまう。

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