お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
『統括部長の楽しそうな声が聞こえてきましたが、何があったのか詳しく聞かせてもらいましょうか? 社内での振る舞いについても他の社員から報告がありまして、その点についても聞かせてもらいましょう――』
『私も同行させてもらいたいな。何やら先ほど娘を貶めるような声が聞こえてきましてね。ご説明いただきたい』
これは絶対に……すべて見ていた言い方だと思った。
父の言葉に、統括部長は「む、娘……!?」と顔色を変えていた。私の苗字を勘違いしていた彼は、そのときようやく私が向坂インターナショナルの社長の娘であることに気づいたらしい。
統括部長は蒼白な顔のまま、笑顔のふたりの父に会場の奥へ連れていかれてしまった。
鶴岡さんは何度も「大丈夫か?」と気遣ってくれて、里子も怒った顔で私の背中をさすってくれた。とても心配をかけてしまったけれど、その優しさがありがたかった。
そして、お開きの頃、はる君は人目につかないよう私に近づいてきた。
『裏口にタクシーを呼んであるから、それでうちへおいで』
こっそり耳元で囁かれた穏やかな声。
『私も同行させてもらいたいな。何やら先ほど娘を貶めるような声が聞こえてきましてね。ご説明いただきたい』
これは絶対に……すべて見ていた言い方だと思った。
父の言葉に、統括部長は「む、娘……!?」と顔色を変えていた。私の苗字を勘違いしていた彼は、そのときようやく私が向坂インターナショナルの社長の娘であることに気づいたらしい。
統括部長は蒼白な顔のまま、笑顔のふたりの父に会場の奥へ連れていかれてしまった。
鶴岡さんは何度も「大丈夫か?」と気遣ってくれて、里子も怒った顔で私の背中をさすってくれた。とても心配をかけてしまったけれど、その優しさがありがたかった。
そして、お開きの頃、はる君は人目につかないよう私に近づいてきた。
『裏口にタクシーを呼んであるから、それでうちへおいで』
こっそり耳元で囁かれた穏やかな声。