お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
◇第六章  抑えられない気持ち
第六章  抑えられない気持ち



 

 その後、決起会はほどなくしてお開きとなった。
 途中あんなことがあって穏やかな会だったとは言えないけれど、不思議と私の心はそこまで沈んでいなかった。

 ……その理由はもう、わかってる。だってもう、あんなことされたら……気づくしかないよ――

 周囲へ挨拶を終えたあと、料亭の裏口に停まっていたタクシーへ乗り込んだ。ドアが閉まり、車がゆるやかに走り出した途端、ようやく張りつめていたものがほどけていく。


 ――あれから会場には父と大道寺社長が姿を見せ、統括部長はさらに思わしくない状況に陥った。


『……おや? せっかくの決起会の場だから挨拶に来たんだが、不穏な空気だね?』
『うちのみのりもいるようだけど、何があったのかな……?』


 ふたりの登場にはとても驚いたが、はる君はこの展開を知っていたように、とても落ち着いた様子だった。
 父たちは、やけに楽しそうな顔で顔面蒼白の統括部長に近づき、そっと震える肩に手を置いた。


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