お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 ちょっとだけ寂しく思うこともあったけれど、きちんと、私もそれでいいと思っていたし、理解しているつもりだった。

 ……だった、はずなのに。


「みのり……?」


 無意識だった。もはや、本能的だと言ってもいいかもしれない。
 私は咄嗟に体を起こして、ベッドを降りようとしていた彼のシャツを、掴んで引き止めていた。

 戸惑いを含んだはる君の視線が、まっすぐ私へ向けられている。それでも、どうしてもその手を離すことが出来なかった。そして、思うがままに口にしていた。
 
 
「私、はる君と……最後まで一緒にいたい。ちゃんと繋がりたいの……」
「――!」


 はる君の綺麗なアーモンドアイが、ふわっと見開かれる。心臓がうるさいくらい鳴っていた。

 自分から求めるなんて、はしたないって思われるかもしれない。

 けれど、ただ……シンプルにそう思うの。
 この人が、どうしようもなく好きで、 どうしても奥深くではる君を感じたいのだと、全身が叫んでいる。
 好きだって自覚した途端、都合がいいと呆れられるかもしれないけれど……もう止めることができなかった。

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