お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「……そんな可愛い顔でねだられると、俺の自制が効かなくなりそう……」

 どこか耐えるように囁くはる君の腕に、私は夢中で縋りついた。
  
 やがて、体中が燃えるように熱くなり、頭の中で何かが弾けるのを感じた。



 
「今日も可愛い顔を見せてくれてありがとう。体冷やすといけないから、落ち着いたらシャワー浴びておいで」

 優しく髪を撫でられ、降ってくる可愛らしいキスと愛の言葉。
 はる君は最後に私の頬にキスをひとつ送ると、バスローブを私へふわりとかけてくれた。そのまま、ゆっくりと体を離す。

 あ……

 胸の奥が、きゅっと小さく痛んだ。
 
 はる君とは、流されるように何度かこういうことをしているけれど、いつだって彼はそれ以上先へ進もうとはしなかった。
 私の呼吸が整うのを見守ってすぐに、一度静かに部屋を離れてしまう。それから入れ違いでシャワーを浴びたあとは、彼は私を腕の中へ閉じ込めそのまま同じベッドで眠る。それが、私たちの決まった流れだった。

 もちろん、理由はわかっている。

 まだきちんと答えを出せていない私への配慮で、大切にしたいからこその自制と線引きだ。
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