お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 はる君は誰が見ても、素敵な人だ。彼は私を好きだと言ってくれるが、周りから見ればもっと相応しい子がいると思うかもしれない。彼の選んでくれた衣装を身につけ、少しだけ自信がついた気でいたが……やっぱり、なかなか心は追い付かない。

 次に来る言葉を想像して、思わず視線を落としてしまったそのとき、


「すごくお似合いじゃない……?」
「うん、めちゃくちゃ美男美女だよね」


 予想外の声に、一瞬、息が止まってしまった。
 女性たちの言葉は、どこか楽しそうにまだ続く。


「モデルとかなのか? 彼女、スタイルもすごくよくない?」
「ああいうスレンダーな美人に生まれたかったな~ふたりとも目の保養~」


 ……私たちのこと、だよね……?

 なかなか理解が追いつかずに、戸惑う。
 顔がじわじわと熱くなっていくのを感じながら、荒ぶりそうな呼吸を整えた。


「……お似合いだって、嬉しいね」


 はる君が、女性たちがランタンを持って移動したあと、そっと肩を抱き寄せ幸せそうに囁いてきた。彼にも女性たちの声が聞こえていたらしい。

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