お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
『……イエス以外の答えなんて、あるわけないでしょう。――みのりのことを逃すつもりなんてなかったんだから――』
『ずっと待ってた。……ちゃんと考えてくれてありがとう』


 私の気持ちを聞いたはる君は、そう言って心から喜んでくれて、私のことを抱きしめてくれた。彼のことは信じている。はる君の言葉も気持ちも嘘ではないとわかっている。

 だけど……同時に、さっき聞いた女性社員の話をただの噂だと言い切るには、気になる情報がいくつかあった。

 公式の写真とかネットニュースって、言っていたよね……?

 ミーティングを終えたあと、私はひとまず、人の少ない廊下に移動し、震える指先でスマートフォンを取り出した。
 女性社員たちが話していたネットニュースをまず確認するため検索画面を開く。

 私はそこに書かれていた記事と写真を見て、目を剥いた。


 ◇◇◇
 

「お先、失礼します!」


 終業後、私は仕事を終えるなり、会社を飛び出した。

 ブライダルイベントまで約ひと月ほど。できれば片付けておきたい仕事はいっぱいあるが、今はそれどころではなかった。

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