お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 自分じゃない誰かに素肌に触れられるなんて、はじめてで……思わず、くぐもった声が出てきた。

 はる君の手は迷うことなく私の素肌に触れ、感触を確かめるように動かす。

 彼の手を通してびりびりと痺れるみたいに熱を持って、甘い優悦がこみあげ、触れられてもいないお腹の奥が熱くなっていくのがわかった。
 
 やがて、触れられたくないって思っていたはずのそこに、そっと触れられる。


「みのり、可愛い……」
 

 だけど——止まる様子のない、どんどん進んでいく行為。

 困惑でいっぱいになった。
 

「ちょ、待って――」

 
 思わず声をあげたが、はる君の手の動きは止まらない。
 
 それどころか、体を隠そうとした両腕を捕えて顔の横に縫い付けると、そのまま胸元に顔を寄せてきた。

 
「いやだ、可愛い、美味しそう……」

 
 ひあ……っ⁉︎
 
 私は声を高くして、体を捩った。
 
 恥ずかしい音と、初めて見るはる君の男の顔。

 まるで、獲物を目の前にした肉食獣みたいなその表情を見ているうちに、ふと思い返した。

 ……この顔。
 
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