廃屋の転生幼女は冷酷宰相の愛娘になりました 〜魔力ゼロだったけど、公爵家でチートが開花しました~

プロローグ

 がしゃん。
 派手な音を立ててグラスが割れ、中身が床に広がった。
 それを見ながら男が怒鳴る。
「お前がしっかり持っていなかったからグラスが落ちたじゃないか! まったく……このグラスがいくらすると思ってるんだ? この役立たずめ!」
「ご、ごぇん、な、しゃ」
「ちゃんとした発音もできないのか。まったく……折角パーティーに連れてきてやったというのにみっともないところを晒すしか能がないなお前は。なあ、ライラ?」
「ご、めんな、しゃ……」
「無能はお客様方を楽しませることしかできないんだ、掃除くらいきちんとしろ。できないなら私の魔法でお前を炙ってやろうか?」
「ひっ」
「まったく、その枯れた藁のような色の髪! お前も死んだ母親と同じでゴミと何ら変わらないな! はははっ!!」
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