私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
目が覚めると、とっくに昼の十二時を過ぎていた。

でも、体が重だるくて起き上がることができない。

というか……なんだかベットが狭い?

ふと横を見ると、そこには悠真の顔があった。

「きゃっ」

私は思わず、悠真をベットから蹴り落としてしまった。

「いててて……」

ベットの下から悠真の痛そうな声が聞こえる。

下を覗き込むと、悠真は痛そうに頭をさすっていた。

「ごめん!びっくりしちゃって!」

「いいのだ。千紘が元気ならそれでいい」

そう言って悠真は優しく笑った。

「と言うか、なんで私の隣で寝てたの?」

「それは……そなたは覚えていないのか?」

「ん〜」

私が思い出そうと、頭を傾げていると、
悠真は私の顔を元の位置に戻した。

「昨日、お主は急に倒れた」

「そうなの?」

「ああ」

グゥ〜

突然、私のお腹がなった。

それを聞いて悠真が笑い出す。

「そなたの腹の虫は、お腹が空いたようだな」

「もうっ」

そう言って悠真の肩を叩こうとしたが、
華麗に避けられてしまった。

そうして悠真はキッチンへと向かっていった。

でも、私、何か重要なことを忘れて……

「あ!会社!」

慌ててベットから立ち上がる。

「今日から休みなのではなかったのか?」

キッチンから悠真の声がした。

そうだ、今日から休みだった。

私は安心して、ベットに再びベットに寝転がる。

スマホを見ると、大量のメッセージが来ていた。

「なんじゃこりゃ!?」

思わず、スマホを放り投げてしまった。

ゆっくりとスマホを持ち上げ、
通知の内容を確認する。

すると、全て母からだった。

内容は

『今年の年末年始は帰ってくるの?』

『美緒ちゃんから彼氏ができたって聞いたわ。よかったら、彼も連れてらっしゃい』

『早めに返事ちょうだいね』

『家族みんな楽しみにしてるからね』

なんて調子のいいことが書かれていた。

と言うか美緒のやつ、話を盛りやがって……

「はぁ……最近帰ってなかったしな……」

そう言って、トーク画面を開く。

いや、ちょっと待てよ。

この場合って、悠真を彼氏として紹介しなきゃいけないってこと!?

そうして私は頭を抱えた。

古代人を実家に。

それに彼氏のふりをさせて?

ボロが出るに決まってる。

「あ〜もう、どうすればいいの〜?
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