私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
そこからの一週間は、とても大変だった。

朝から晩まで会議の日や、
グループ内でそれぞれに意見を出し会い、
ぶつかることもありながらも、
金曜日には、
全体像がはっきりとしたものになっていた。

そして、その金曜日に事件は起こった。

「プロジェクトも中盤、落ち着いてきたので、
改めて個人同士でも交流をする場を設けました!」

「最後まで頑張っていきましょう!
かんぱーい!」

「かんぱーい!」

私たちプロジェクトチームは、
居酒屋でちょっとした会を開いていた。

そこでは、お酒を飲みながらではあったが、
今まで交流したことなかった社員の人たちとも、
たくさん話すことができた。

しかし、問題はここからだった。

とにかくみんなお酒を飲ませてくる。

今の世の中、許されざる行いだ。

しかし、お酒を飲むのを楽しんでいる、
自分もいた。

「高瀬、そんなに飲んで大丈夫か?」

部長がそばで心配してくれていた。

「はい、大丈夫です」

そう言いながら、
私はお酒を飲み続けてしまったーー

これが、事件の始まりだった。

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