私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
今日一日はとても疲れた。

いろんなことがあり過ぎて、
頭の整理が追いつかない。

私は電車の席に座り、ぼーっと、
夕暮れの空を眺めていた。

悠真が来たから、
何かが変わり始めたのか。

それとも、
これは必然だったのか。

考えれば考えるほど、
わからなくなっていく。

とりあえず、考え過ぎないほうがいい気がする。

私は、深く考えるのをやめた。

「今日の夜ご飯は何だろう」

ふと、声が漏れてしまった。

悠真の料理の上達速度は異常だった。

もう、お店に出せるのではないかと言うレベル。

ぐぅ〜。

列車内に、私のお腹の音が響き渡る。

は、恥ずかしすぎる。

駅に着き、私は急いで電車を降りた。

家までの道が、自然と早足になる。

早く帰りたい。

そう思った理由が、
空腹のせいだけではないことを、
私はまだ知らなかった。
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