私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
目が覚める。
気がつくと、私の頬を涙が伝っていた。
さっきのは、本当に夢だったのだろうか。
人々の声も、視線も痛かった。
荒れ狂う海と激しい海風。
そして、あの冷たい海ーー。
やけにリアルで、とても怖かった。
でも、彼の、
悠真の手の温もりもはっきり覚えて……
というか、今も温かい?
手をみると、今も手を握られている。
そうか、悠真はずっと私の看病をーー
顔を横に向ける。
そこには悠真の綺麗な寝顔が。
顔が一気に熱くなる。
「って、何してんの!?」
私のベットを半分占領して、
気持ちよさそうに眠る悠真。
驚きのあまり、
私はベットから悠真を突き落とした。
「いだっ!千紘、何をするのだ!」
ベットの下から悠真の声がする。
「い、いや、そりゃ誰だって起きて目の前に人の顔があったら、こうするでしょ!」
「だからって、突き落とさなくてもいいではないか」
悠真は頭をぶつけたのか、
頭を撫でながら起き上がってきた。
「いつの間にか寝てしまっていたようだ」
「いつの間にか、人のベットに入り込むことなんてないでしょ!?」
枕を振り回す。
「本当に無意識だったのだ」
「無意識って!それより、付き合ってもない男女がーー」
「我は決して、いやらしいことなどはしていないぞ!」
「そんなことわかんなーー」
「それより、千紘が元気になったようでよかった」
暴れる私をよそに、
悠真は安心したように笑った。
「急に話変えたって、許さないんだから……」
そんな顔されたら、
何にも言えないじゃん。
「それより、今日は普通に仕事!」
慌てて時計をみると、朝の6:00だった。
ホッと胸を撫で下ろす。
今日はゆっくり準備ができそうだ。
「もう。早くご飯作って」
私は悠真に背を向けて言った。
「わかった」
悠真はそう答えると、
ゆっくりと部屋を出ていった。
昨日の夢からの、
寝起きに悠真の超至近距離の寝顔。
仕事行く前からなんだか疲れてしまった……
私は、そんなことを思いながらも、
いつもよりゆっくりと仕事へ行く準備を始めた。
気がつくと、私の頬を涙が伝っていた。
さっきのは、本当に夢だったのだろうか。
人々の声も、視線も痛かった。
荒れ狂う海と激しい海風。
そして、あの冷たい海ーー。
やけにリアルで、とても怖かった。
でも、彼の、
悠真の手の温もりもはっきり覚えて……
というか、今も温かい?
手をみると、今も手を握られている。
そうか、悠真はずっと私の看病をーー
顔を横に向ける。
そこには悠真の綺麗な寝顔が。
顔が一気に熱くなる。
「って、何してんの!?」
私のベットを半分占領して、
気持ちよさそうに眠る悠真。
驚きのあまり、
私はベットから悠真を突き落とした。
「いだっ!千紘、何をするのだ!」
ベットの下から悠真の声がする。
「い、いや、そりゃ誰だって起きて目の前に人の顔があったら、こうするでしょ!」
「だからって、突き落とさなくてもいいではないか」
悠真は頭をぶつけたのか、
頭を撫でながら起き上がってきた。
「いつの間にか寝てしまっていたようだ」
「いつの間にか、人のベットに入り込むことなんてないでしょ!?」
枕を振り回す。
「本当に無意識だったのだ」
「無意識って!それより、付き合ってもない男女がーー」
「我は決して、いやらしいことなどはしていないぞ!」
「そんなことわかんなーー」
「それより、千紘が元気になったようでよかった」
暴れる私をよそに、
悠真は安心したように笑った。
「急に話変えたって、許さないんだから……」
そんな顔されたら、
何にも言えないじゃん。
「それより、今日は普通に仕事!」
慌てて時計をみると、朝の6:00だった。
ホッと胸を撫で下ろす。
今日はゆっくり準備ができそうだ。
「もう。早くご飯作って」
私は悠真に背を向けて言った。
「わかった」
悠真はそう答えると、
ゆっくりと部屋を出ていった。
昨日の夢からの、
寝起きに悠真の超至近距離の寝顔。
仕事行く前からなんだか疲れてしまった……
私は、そんなことを思いながらも、
いつもよりゆっくりと仕事へ行く準備を始めた。