冬は初恋の匂いがする

Prologue

私は高校1年生の黒瀬七那(くろせなな)

私にはちょっとしたトラウマがある。

小学1年生からずっと仲が良かった「はるくん」という男の子がいた。

「はるくん」は、誰に対しても優しかった。

「はるくん」の優しさで、「はるくん」は、私の手の届かないところに行ってしまった。

それと同時に、私の海外への引越しが決まった。それは、小学4年生の冬だった。

episode,1

「...ぁ..nぁ.なな!ちょっと聞いてる?」

「あぁ、ごめん聞いてなかった。」

「顔色悪いけど大丈夫?」

「うん。大丈夫。」

「それなら良かった。じゃあ私席戻るね。」

「うん。またね、莉里」

莉里は私の数少ない友人だ。

私は人が、苦手だ。小学生の頃に、あった出来事で、一瞬にして大切な人を失いかけてしまった。
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