番外編:ひとりが嫌で、今日も笑う。

航「お前も断れ」

「断ったよ!」

航「甘い」

「航斗くんは厳しすぎ!」


迅が静かに笑った。

迅「透羽さんは優しいですからね」


その言葉に少しだけ胸が温かくなる。

男子たちは完全に怯えて去っていった。


私は大きくため息を吐いた。

「……寿命縮んだ」


伊織が笑う。

伊「でも航斗くんたち、すごい心配してたよ?」

「過保護すぎるって……」


航斗が即答した。

航「お前が危なっかしい」

「子ども扱いしないで」

航「してねぇ」

「してる」


そのやり取りが、妙に楽しくて。

私はまた笑っていた。
< 35 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop