雨暮くんは溺愛彼氏
「記念すべき二人きりの初登校。……だが、雨が降ってきたね。水沢さん、傘は持ってきた? 」
「あ。ううん……。」それどころじゃなくって、と言いかけたところを、ばさっと傘のさす音。
雨暮くんが広げた傘は、とてもきれいな青色をしていた。
遅刻ぎりぎりの時間なので学校に向かう生徒はまばらで。でも、露骨にこちらを見てくる生徒もいる。
そりゃそうだ、登校中に堂々と、相合傘なんて。
傘の色のせいで雨暮くん自身が淡く青に染まる。そんなさまも絵になる美しさで。……わたし。
どきどきしている。雨暮くんの距離が近くて、わたしが濡れないように、傘を目いっぱいわたし側に寄せてくれている。
「あ。ううん……。」それどころじゃなくって、と言いかけたところを、ばさっと傘のさす音。
雨暮くんが広げた傘は、とてもきれいな青色をしていた。
遅刻ぎりぎりの時間なので学校に向かう生徒はまばらで。でも、露骨にこちらを見てくる生徒もいる。
そりゃそうだ、登校中に堂々と、相合傘なんて。
傘の色のせいで雨暮くん自身が淡く青に染まる。そんなさまも絵になる美しさで。……わたし。
どきどきしている。雨暮くんの距離が近くて、わたしが濡れないように、傘を目いっぱいわたし側に寄せてくれている。