ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
「あっ──だ、だめ──…っ」

体の芯から、大きな大きな熱の塊がのぼりつめてくる。

それを感じた瞬間、視界が真っ白にスパークして。

支えてくれる力強い腕を感じながら、私は意識を手放した……。


〇●


──気がつくと、見慣れた天井。

明かりを消した室内は暗くて、寝室の中は薄闇に包まれている。

私の部屋、私のベッド。

隣には瞬也がいて、私はその腕に抱かれて眠っていたみたいだ。

「おはよ。夜だけど」

私が目覚めたのに気づいて、すぐに声が降ってくる。首を動かして見ると、瞬也が微笑んでいるのが闇の中でも見えた。

「起きてたの?」
「ずっと起きてるよ。美咲を見てた」
「え……」

まさかずっと寝顔を見られていた? それはちょっと恥ずかしい。

照れているのが表情にも出ていたのか、瞬也はクスクスと楽しそうに笑いながら、

「美咲がホントに俺の腕の中にいると思ったら、嬉しくて眠れなかったんだよ。それになんか寝て起きたら、いなくなってるような気がして」

「何言ってるの。そんなわけないでしょ」

やっと取り戻した空間なのに、今度は私がいなくなるなんてこと、有り得ない。

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