ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
「美咲の住所も知れてる。たとえ逃げたって、あなたには探すことくらい容易いでしょ」
瞬也が答える。それにふふっと吐息のような笑いをこぼす蘭子さん。
「もちろんそうね。……逃がしはしないわよ。夕べ一晩だけ、待ってあげようと思ったの。戻って来なければ……その先は言わなくてもわかるわよね」
どこまでも、瞬也を探して追いかける。そういうことが言いたいんだろう。
「──もう俺は、蘭子さんの元へは戻らない。成人するまで育ててくれた恩は一生忘れません。でももう、俺は蘭子さんの望みを叶えることはできないから」
瞬也は怖じることなく、最後まで強い口調できっぱりとそう言い切った。確固たる意志の宿った、凛とした声だ。
蘭子さんはすぐには何も言わない。しばらく無言で瞬也を見つめ、そして次に私へ顔を向けると、
「この女に本気でハマッちゃったっていうの? 信じられないわね、どこがいいのかさっぱりわからないわ」
「ええ、蘭子さんには一生わからないと思います。けど俺にとっては、彼女は特別な人だから」
即座に言い切る瞬也の言葉が、私の胸にもジンと響き渡った。
瞬也が答える。それにふふっと吐息のような笑いをこぼす蘭子さん。
「もちろんそうね。……逃がしはしないわよ。夕べ一晩だけ、待ってあげようと思ったの。戻って来なければ……その先は言わなくてもわかるわよね」
どこまでも、瞬也を探して追いかける。そういうことが言いたいんだろう。
「──もう俺は、蘭子さんの元へは戻らない。成人するまで育ててくれた恩は一生忘れません。でももう、俺は蘭子さんの望みを叶えることはできないから」
瞬也は怖じることなく、最後まで強い口調できっぱりとそう言い切った。確固たる意志の宿った、凛とした声だ。
蘭子さんはすぐには何も言わない。しばらく無言で瞬也を見つめ、そして次に私へ顔を向けると、
「この女に本気でハマッちゃったっていうの? 信じられないわね、どこがいいのかさっぱりわからないわ」
「ええ、蘭子さんには一生わからないと思います。けど俺にとっては、彼女は特別な人だから」
即座に言い切る瞬也の言葉が、私の胸にもジンと響き渡った。