ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
驚きにのけ反ろうとする私を強く抱きしめて、性急に深さを増していく。

「ぅんっ……ぁっ……」

激しく巧みな舌使いに、なす術もなく翻弄された。

拓巳のそれとは全然違う、荒々しいキスだ。こんなキスは初めてで、頭の芯がジンと痺れるように熱くなる──。

「……そんな顔してたら本気で奪っちゃうけど。いいの、里中さん?」

キスの合間に、耳元に声が埋められた。

でももう私には、その意味もよくわからなかった。

ううん、違う。わからないというより、考えたくない。何も。

もうどうでもいい。だって私は、拓巳とは終わったんだから。
これから何が起ころうと、私が拓巳に責められることはないし──ああ、これも違う。

もう、拓巳のことなんて考えるのはやめよう。

このキスに酔っていれば、私はきっとこれ以上悲しい涙を流さなくていい。

「柚木く──」

支えてくれる腕に、しっかりと体を預け。
私は無意識のうちに、濡れた声でその名を呼んでいた──。


〇●


「っあぁっ……っはっ……やぁっ……っ」

敏感なそこに触れられるたびに、抑えられない嬌声が漏れてしまう。

ホテルの一室。シャワーを浴びた体は、元からバスローブ以外身につけてない。
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