ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
「あっ…んっ……いいよ……っ」

腰を弾ませ、快感に溺れる。
その快感が弾ける直前で柚木くんは指を抜き、熱く雫を生み続けるそこに自身のたかぶりを押し当てた。

迫りくる圧迫感にほんの少し体を強張らせた時、彼が風のように囁く。

「美咲」

「……!」

初めて呼ばれた下の名前。

彼の声がこの名を口にするなんて、何だか不思議でドキッとした。

そんな私に、柚木くんはわずかに眉尻を下げて笑い、

「いつまでも苗字じゃ、いくらなんでもムードないでしょ。ね……こっちの方が断然いいよ、美咲」

そう言ってゆっくりと腰を沈めてくる。
とっさにしがみついた体は、思いのほか筋肉がついていてたくましかった。

「あ……ぁぁっ、っん……っ」

「美咲は、俺の名前知ってる?」

「えっ………」

……何だったろう。
一応知ってた気がするけど、呼んだことないし、意識したこともなかったし……。

そもそもこの状況で、頭が働かない。
困っていたら、柚木くんはわりとすんなり諦めて答えをくれた。

瞬也(しゅんや)だよ。部下の名前くらいちゃんと覚えといて」

そんなこと言われても自分のチーム員じゃないのに──なんてことは、反論する暇もない。

圧倒的な重量感を持って、柚木くんが私の奥まで押し入ってきた。

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