ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
拓巳は土日休だけど、私は仕事柄、平日休だ。だから元から休みは重ならず、一日二人で過ごすというのはなかなか難しい。

「ディナーだけも入れていいなら月に2,3回かな」

そう答えると、奈々は微妙な顔をした。

「ディナーだけも入れて? 少なくない?」
「えぇっ、そう?」
「だって、それじゃ会わない週もあるってことでしょ?」
「……あるわよ」

「寂しくないの?」

奈々の問いかけに、私は一瞬言葉に詰まってしまった。

──寂しくないか? 拓巳に会えなくて?

そんなこと、考えたこともないと気づいたから。

元々お互い仕事してて、それぞれの日常がある。だからそれで当然というか、そういうものだと思っていた。

「別に、平気よ」

しばらく考えてから答えたら、奈々はグッと顔を寄せてきた。そして少し押し殺した声で、

「だって、エッチもそれだけってことでしょ?」
「はぁっ!? い、いきなり何言ってんの」

私は軽く焦ったけど、奈々は酔いのせいか、もう遠慮知らず。

「ねぇ、教えてよ。そうでしょ?」

あぁ、酔った親友は厄介だ。私は観念して答えた。
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